時は近未来。世田谷区にあるとされる宗教団体「アドーマ」はキリスト教やユダヤ教の影響を受け、そして特徴的で独特な方法で信者を洗脳していた。アドーマは独自に「三種の神器」を定義しており、それの採集を1年以上続けていた。一つは、特殊な光「アープリオリ」である。二つ目は「トッレブタ」で、これは世界に一つしかない宝石である。三つ目は4つの目を持つ犬「ルーコルア」である。
ある日とある信者が東京駅前に行ったとき、逆三角の銀の物体を持った少年を見かける。信者はそのことを幹部に伝えたがあまり進展しなかった。しかしその数時間後、その少年がアドーマの本拠地に入り、その物体を幹部に手渡した。幹部はその少年に何か違和感を覚えた。
幹部はアド-マの関連組織が運営する無料献血サービスにその少年を連れていき、採血した。自社開発の血液型識別AIに血を見せると、血液型は「C」だった。幹部は教祖にその血を見せた。その瞬間、教祖は以下の発言をした。
…これこそがアープリオリだ。この三角形に血をかけてみろ。
幹部はこの血を逆三角形の物体にかけた。その数秒後、その物体は金色に変色し、薬のにおいを放つようになった。さらに10万人ほどがアドーマの本部に集まり、土下座した。暴れる来客は教祖に変色した逆三角の物体を頭に乗せた。教祖は何か悟った。
…このまま世界中を入信させよ。そして、究極の思想・究極の建物・究極の娯楽を実装した究極の国家を作れよ。
精神が弱くなった信者や来客はこれをすぐに信用し、数日後には南硫黄島に5万人ほど人がいた。彼らはテントを張り、木を伐採し、採掘をし、動物を狩っていた。数週間後にはアドーマの本部がそこに移転していた。さらに数週間後、10ほどの巨大な木造建築物が完成した。
ある日、教祖が逆三角形の物体を空に投げたところ、そのまま宇宙に到達し、空が数秒間黒くなった。その瞬間、東京全体で暴動が発生した。暴走した市民たちは八王子に集結し「人民進化会」という組織を設立した。
日本政府は大阪と札幌に逃げ、大阪は「日本臨時政府」を名乗り、札幌は「日本自由政府」を名乗った。関東は人民進化会が支配した。日本臨時政府と日本自由政府は数年後に日本を再建し、首都を大阪とした。
このころ、アドーマは宗教団体から政党に近い組織となっていた。その後、10万人程度の市民を残し、本部を八王子に移転。数年間かけて高さ3,000mまで達する人口山を建造した。
しかし突然教祖が死去。その影響で信者は暴走した。アドーマと人民進化会が統合し、新組織「天国建築会」が発足した。その後、山梨県で市民が発狂、関東に移住する現象が発生。
日本政府は山梨県に「絶望事態宣言」を発令、長野県と新潟県には「非常事態宣言」を発令した。さらに数年間かけて大阪湾の半分を埋め立て、そこに「新大阪市」を設置した。
日本政府は新潟県・東北・北海道を管轄する自治組織「北部自治会」を設立。直後、北部自治会管轄地域全土に非常事態宣言が発令された。
しかしその時、天国建築会のメンバーはオーストラリア→東南アジア→インド→中東→ヨーロッパ→カナダ→アメリカの順でヘリコプターに乗りながら怪音波を放送した。太平洋に入ってからアメリカ軍と戦闘になり、撃墜された。
怪音波の影響で1,000万人以上が発狂し、世界中が混乱に陥った。天国建築会はさらに、仙台を攻撃した。日本政府は報復として北関東に侵攻し内線が勃発した。
天国建築会はこれを受けて新国家「アドーマ国」を建国。同じ頃、羽田空港を破壊した。天国建築会の総裁は文書「建国宣言」を公開した。その中で以下の宣言をした。
我らは究極の言語の普及を目指す。我々は少なくとも20年後には究極の国家「アカサチア国」を建国する。
アドーマ国は東京湾の半分を埋め立て、そこを「首都特別市」とした。天国建築会は戦闘に特化するため「国家特務戦闘隊」に改名。アドーマ国の政府は全ての権限を新たな「党」である「新国革命党」に移行した。
数年後、熱海にトッレブタが落下した。アドーマ国は熱海に侵攻したが、逆に日本政府は神奈川県の殆どを支配した。
日本政府は各市町村民が参加する特務組織「日本再建委員会」を設立したが、突然当時の内閣総理大臣である田中慎太郎がアドーマ国を認めた。田中慎太郎首相はアドーマ国の事実上のトップに以下の事を説明した。
- ルーコルアはいない
- 日本国とアドーマ国の統合
- 今後も外交は続ける
この影響で新国革命党は「日本新国党」に改名した。そして、日本は再び統一された。新国家の名前は「日本民主国」である。田中慎太郎首相が退任すると、過激派のヨコタが首相に就任した。ヨコタは就任直後に以下の発言をした。
我々「日本新国党」に国民は期待している。